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熱海の宇田水産、「サバの日」に特売会 福祉施設にサバの寄付も

水揚げされたばかりのサバを掲げる宇田勝社長

水揚げされたばかりのサバを掲げる宇田勝社長

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 熱海の鮮魚卸「宇田水産」(熱海市桜町)が「サバの日」の3月8日、「マリンスクエアカフェ」(渚町)前でサバ加工品の特売会を開く。併せて、市内の3施設にサバを寄付し、サバを使った給食を提供する。

海の目の前に位置する「マリンスクエアカフェ」

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 特売会では、同社が熱海で水揚げされたサバを使って製造する「まご茶の素」を半額で販売するほか、サバのみりん干し、サバの文化漬けなど約10種類の商品を通常の3割引で販売する。購入した商品は、カフェの前で焼いて食べることもできる。同社の宇田勝社長は「マリンスクエアカフェは、海洋プラスチックゴミ問題への取り組みもしている場所。海の環境問題を考えるきっかけにつながればと思い、この場所での開催を決めた。年間を通して熱海港で水揚げされるサバの価値も高まれば」と開催経緯を説明する。

 同日、市内の福祉施設「陽光の園」(緑ガ丘町)、「ふれあい作業所」(網代)、「児童発達支援センター」(上多賀)の3施設にサバを無償で提供し、サバを使った給食を提供する。同社はこれまでもサバ以外の魚を定期的に寄付している。「地元の熱海で水揚げされた栄養価の高い魚を食べる機会を増やしたい」と話す。

 同社は創業約80年の老舗の鮮魚卸。熱海駅前の第一ビル内では、飲食店「熱海まぐろや」(田原本町)を経営する。新鮮な魚と手頃な価格設定で、観光客だけでなく、地元の常連客も多い。宇田さんは「今後、まぐろ解体ショーやあんこうのつるし切りショーなど、イベントや講座も計画している。見て食べて楽しむ機会を増やして、子どものうちから魚を好きになってもらえれば」と期待を寄せる。

 開催時間は10時~16時。

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