
熱海発のアパレルブランド「La.Dara.(ラ・ダラ)」が9月1日、浴衣をリメークしたアロハシャツの販売を始めた。
市内の旅館で使われていた浴衣を裁断・加工した一点物のアロハシャツで、古着ならではの色あせや風合いを生かした。柄は3種類で、それぞれM・L・XLの3サイズ展開。ウッド調のボタンにはブランド刻印をあしらった。価格は7,980円。新たなブランド「ALOHAIZU(アロハイズ)」として展開する。
ECサイトで先行販売し、今後は取り扱い店舗を募集するほか、浴衣を提供してくれる市内旅館も募っている。将来的には、柄やデザインのバリエーションを増やしていく方針という。現在は、市内のカフェがスタッフのユニホームとして採用し、店舗での販売も予定する。
「La.Dara.」は旧小嵐中学校出身の同級生3人が2023年に立ち上げたブランドで、Tシャツやパーカーなどを中心に展開する。運営会社「Dara」(熱海市清水町)の南洋次郎さんは「少子化や空き家問題が進む中で、熱海の住環境や廃棄物の課題に対して、観光業にとどまらないサステナブルな事業にしたい。今後、アロハシャツに限らず、熱海の物を生かした商品を開発できれば」と意気込む。