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「熱海芸術祭」開幕に先立ちオープニングイベント 街がアート一色に

「熱海芸術祭オープニングイベント」の様子

「熱海芸術祭オープニングイベント」の様子

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 「熱海芸術祭2025」の開幕に先立ち、9月15日、JR熱海駅前で「熱海芸術祭オープニングイベント」が行われた。

熱海駅前で盆踊りを楽しむ参加者(関連画像4枚)

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 熱海駅前の仲見世通り商店街と駅前広場では、アーティストの生演奏や盆踊りが披露され、観光客や市民が足を止めて楽しむ姿が見られるなど、街は一足早く熱気に包まれた。

 今年で11回目を迎える「熱海芸術祭2025」は、10月1日から11月30日まで市内各所を舞台に開催される。期間中は展示や音楽、映画、トーク、パフォーマンスなどさまざまな企画を繰り広げ、秋の熱海を訪れる人々を迎える。

 9月15日には、起雲閣やギャラリー、ACAO FORESTなどを会場にした「ATAMI ART EXPO 2025」が始まった。絵画や彫刻、陶芸、ファッション、書、イラスト、竹細工など幅広いジャンルの作品を展示し、来場者は散策しながら街の風景とアートを重ねて楽しめる。10月31日まで。

 10月18日・19日には「第8回熱海怪獣映画祭」を開き、怪獣映画の上映に加えてトークイベント、飲食と連動した「怪獣ビール祭り」などユニークな企画を予定する。15日のオープニングイベントでは、映画祭の公式キャラクター「ユタゴン」をモチーフにした盆踊り「ユタゴン音頭」をお披露目してイベントを盛り上げた。

 11月には「ATAMI ART GRANT 2025」が始まり、野中山マンションをメイン会場に、市内の店舗やホテル、空きスペースなどにも作品が広がる。日常生活とアートが交差する空間を意識した取り組みで、今年はアート事業を手がける「Pasona art now」(東京都港区)がメインスポンサーを務める。11月30日まで。

 11月29日・30日には「第7回熱海未来音楽祭」を開催し、コンサートや路上ライブ、パレード、ワークショップを通じて街と参加者が一体となる音楽空間をつくり出す。

 熱海芸術祭は、温泉街や歴史的建造物、自然の景観など、熱海ならではの環境を生かし、「街そのものがアート」と感じられる体験を提供する。実行委員長の巻上公一さんは「各団体がそろってオープニングイベントを行うのは初めての試みで、多くの人を巻き込んで盛大に開催できたことをうれしく思う。この勢いを観光客にも広げ、熱海の深みを感じてもらいたい。芸術で沸騰するような街を目指したい」と話す。

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