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熱海の「多賀文庫」が3周年イベント 有名洋食店のカレー販売目玉に

多賀文庫3周年イベントの様子

多賀文庫3周年イベントの様子

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 熱海の私設図書館「多賀文庫」(熱海市下多賀)の3周年イベントが9月27日、同施設で開かれた。

洋食店「ぱなしぇ」の店主・勝亦俊文さん特製の「牛すじカレー弁当」を販売(関連画像4枚)

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 同施設は地元の自動車整備・販売業「鈴木モータース」が運営する私設図書館で、貸出図書のほか、レンタルスペースや「本棚オーナー制度」を設ける。本棚オーナー制度では、一区画を借りて自分の推薦図書を置くだけでなく、商品やサービスを自由に紹介・販売することもできる。現在は36人が登録し、地元の人と移住者が半分ずつの割合になっているという。本棚オーナーは随時募集している。

 レンタルスペースでは、体操教室や書道、ハンドメードアクセサリー作りなど、地域のアーティストやインストラクターによる講座がほぼ毎日のように開かれている。地域の子どもから高齢者まで幅広い世代が集う場となり、文化や交流の拠点としても存在感を増している。

 3周年イベントでは、屋台や立食パーティーが開かれ、地域住民らが集まり、にぎやかなひとときを過ごした。本棚オーナーでもあり、有名洋食店「ぱなしぇ」(同)の店主・勝亦俊文さんが特製の「牛すじカレー弁当」を限定100食用意。販売開始と同時に飛ぶように売れる人気ぶりだった。勝亦さんは「この日のために5時間かけて煮込んだ。映画関係者へのロケ弁として30年近く作り続けてきた『映画飯』の味を楽しんでもらいたかった。これからも地域でのんびり店を続けていけたら」と笑顔を見せた。

 そのほか、館長の鈴木和成さん手作りの木製屋台で駄菓子の販売も行われた。「鈴木モータース」に眠っていた資材を活用して制作された屋台で、同館のイベントではなじみの存在になっているという。

 夕方からは立食パーティーも開かれ、子どもから高齢者まで幅広い世代が一堂に会した。軽食や飲み物を手に、互いに交流を楽しむ様子が見られ、3周年の節目を祝う温かな時間となった。鈴木さんは「今後もふらっと立ち寄って交流する場ができれば」と話す。

  営業時間は10時~17時。日曜・祝日休館。

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