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1953(昭和28)年に開業した「料理旅館 渚館」を建て替えてオープンする同施設。経営は、軽井沢などで宿泊施設を展開する「音羽ノ森」(長野県軽井沢町)。
10階建ての施設には、客室28室のほか、海を望む温泉大浴場、湯上り所、和食レストラン、すし店などを備える。28室のうち21室は相模灘を望む。最上階には、露天風呂を備えた広さ116平方メートルのロイヤルスイートルームも用意。4階は、ペットと宿泊できるドッグフロアも備える。
客室や大浴場から熱海海上花火大会を鑑賞できることを売りにし、花火大会の日に合わせて屋上にバーを開設しイベントの開催も予定する。3階に設けた「和畳の間」では伝統芸能「芸妓(げいぎ)文化体験」も用意する。
同社の鈴木健夫社長は「かつての渚館の志を受け継ぎ、和モダンと現代の快適さを融合した施設に生まれ変わった。お客さま、地域、働く仲間と共に新しい歴史を築いていきたい。お客さまにとって第二の家のように、また帰って来たくなる場所にできれば」と話す。
 宿泊料金は、モデレートルーム=1泊2食付き2万5,000円~、オーシャンデラックスルーム=同7万円~ほか。