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熱海で「防衛防災フェスタ」 体験を通して防災意識向上に

「あたみ防衛防災フェスタ」の様子

「あたみ防衛防災フェスタ」の様子

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 「あたみ防衛防災フェスタ2025」「マリンフェスタ・アタミ2025」が11月2日、熱海市の渚小公園と熱海港耐震岸壁で開かれた。

「火の用心」を披露した保育園児ら(関連画像5枚)

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 市民や観光客の防災・防衛意識の向上を目的に毎年開いている同イベント。渚小公園でのオープニングステージでは、市内の幼稚園児・保育園児たちが壇上で防災の誓いを元気に宣言し、「火の用心」の歌を披露した。会場からは大きな拍手が送られ、イベントの幕開けを彩った。

 園内では消防、警察、自衛隊、熱海建設業協会などが参加し、車両や装備の展示、体験型ブース、ステージイベントなどを行った。煙ハウスや消火器体験コーナーでは、子どもたちが「もしも」の時の行動を学んだ。

 地域店舗の協力もあり、熱海仲見世通り商店街にある「又一庵(あん)謹製 熱海ばたーあん」は、「火の用心」と焼き印を押したパンを関係者や来場者に配布。パンを手にした子どもたちが「おいしい」と笑顔を見せるなど、食を通じた防火啓発の試みとなった。

 会場には親子連れの姿が多く見られ、来場者からは「子どもが楽しく学べた」「パンの焼き印が印象に残った」といった声が聞かれた。実行委員長の西海尊志さんは「子どもから大人まで学べる防災イベントを続けていきたい」と意欲を見せる。

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