熱海の練り製品加工販売「山田屋水産」(熱海市青葉町)が現在、冬の限定商品「熱海おでん あつうみ」を販売している。
おでん種をセットにした山田屋水産「熱海おでん あつうみ」(関連画像4枚)
「熱海おでん あつうみ」は25年ほど前から毎年この時期に登場する人気商品で、「あつ」「うみ」の2パックセットで販売。同社のネットショップと咲見町の直営店で期間限定販売する。同社が製造する練り製品を中心に、合わせて27種類のおでん種が入る。今年は「天然多賀ふのり」「多賀わかめ湯葉」「熱海鯖(さば)だんご」など熱海の特産品を使ったおでん種3種をはじめ、新たに8種類が加わった。
「ふのり」「わかめ」は地元漁師から仕入れたものを使い、「鯖だんご」は地元・宇田水産のサバのすり身を使う。毎年一部のおでん種を入れ替えることで、リピーターも飽きずに楽しめる工夫を凝らしている。今年の売れ行きも好調で、既に増産を予定しているという。
同社の福島瞳社長は「おでんを通して水産物や農産物などを作る熱海の生産者の存在を伝えたい。これからも地元産の素材を探して、ここでしか食べられないものを作っていきたい」と話す。
価格は、おでん汁付きで5,700円。ほかに、うどん付きやダイダイこしょう付きのセットも用意する。販売は12月末ごろまでを予定している。