熱海観光局(DMO)が11月25日、アウトドアメーカー・モンベルと「フレンドエリア」登録を締結した。
登録日は11月1日付けで、熱海へのアクティビティー層の誘致を目的とした取り組みとなる。25日の締結発表には、モンベル新静岡店課長の金森智さんと熱海観光局CEOの上田和佳さんが出席した。
モンベルクラブの会員数は全国で120万人以上とされ、フレンドエリア登録は地域の自然や文化を生かした観光振興を支援する制度。国内で133エリアが登録しており、静岡県内では現時点で熱海市のみという。市内の宿泊・飲食・物産店舗がフレンドショップとして加盟すれば、モンベル会員に割引や特典を提供でき、モンベルの公式サイトやアプリ、会報誌を通して広く紹介される。
市内では既に7つの事業者が特典対象となっている。十国峠パノラマケーブルカーの乗車運賃割引、キャンプ施設「SOLACEの丘」での宿泊料優待、SUP体験の割引、飲食店や物産店でのサービス提供などが受けられる。参加施設は今後も増やしていく。
上田さんは「熱海は温泉の印象が強いが、山と海がコンパクトにまとまった街でもある。トレッキングやハイキング、初島など自然を楽しめる場所も多く、連携を通じて国内外にアピールしたい」と話す。ガイド育成、登山道整備、伊豆山から十国峠のトレイル造成、初島アウトドア商品の開発など、今後の展開を視野に入れる。
金森さんは「モンベルクラブは、ものを届けるだけでなく、会員に地域へ足を運んでもらう活動として1986(昭和61)年から続けてきた。海と山、文化、歴史がそろった熱海は多くのアウトドア愛好家が満足できる土地。会員に訪れてほしいし、来て良かったと言えるおもてなしが広がれば」と期待を寄せる。