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熱海で「御朱印スタンプラリー」 アプリ使い市内33カ所巡る

伊豆山神社で「伊豆の御朱印スタンプラリー」を紹介する船本祐司さん

伊豆山神社で「伊豆の御朱印スタンプラリー」を紹介する船本祐司さん

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 「験(しるし)を修める! 伊豆の御朱印スタンプラリー 熱海編」が現在、熱海エリアで行われている。

修験道の聖地の一つとされる横穴式源泉「走り湯」

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 静岡県の地域情報を発信する観光アプリ「TIPS」を使い、スマートフォンを使って熱海市内の寺社などを巡ってスタンプを集める。

 熱海・伊豆山地域には古くから温泉と信仰が結びついた文化があり、伊豆半島の巡礼路として知られる「伊豆峯辺路(イズヘジ)」として体系化されてきた歴史がある。走り湯は古くから湯煙が立ち上る温泉湧出地として知られ、地域の信仰と関わりを持つ場所。今回のスタンプラリーでは、こうした歴史的背景を持つ寺社などを巡ることができ、伊豆山神社や東光寺、初島の初木神社などが対象に含まれている。

 同イベントの企画を行う「IZAIZU」(伊東市)の船本祐司さんは「伊豆半島には、海・山・温泉が重なり合う環境の中で独自の信仰文化が形成されてきた歴史がある。その中心に位置付けられるのが、山伏が45日をかけて伊豆を一周したとされる巡礼『イズヘジ』。今回のスタンプラリーは、当時の山伏が歩いて体感した伊豆の原点を、現代の来訪者が気軽に触れられる形に再構成した」と話す。

 ラリーの対象は、熱海市内にある神社仏閣を中心に、観光スポットなど33カ所。参加者はまず TIPS のアプリをダウンロードし、該当ラリーにエントリー。その後、各スポットでTIPSのスタンプラリー機能を使いスタンプを取得する。

 参加特典も用意。33カ所のうち5カ所以上のスタンプを集めると先着で景品を受け取ることができるほか、10カ所以上集めると宿泊施設の宿泊券などの賞品が当たる抽選にも応募できる。

 船本さんは「修験道は『験(しるし)を修める』と書くが、当企画が参加者にとって、それぞれの験になれば。旅人だけでなく地域住民にとっても、伊豆に受け継がれてきた時間や土地の物語に触れる機会にしてほしい」と参加を呼びかける。

 参加無料。1月31日まで。

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