脚本家・橋田寿賀子さんの生誕100年を記念する特別展が現在、起雲閣(熱海市昭和町)で開かれている。
熱海市名誉市民として市民に愛された橋田さんの足跡を振り返る機会として、橋田さんが実際に使っていた自筆の脚本原稿や台本、カメラ、写真パネルなどを展示する。脚本家としての創作の軌跡からその人間性がしのばれる構成となっている。オープニングセレモニーには斉藤栄熱海市長や、テレビドラマ「おしん」で子役を演じた俳優・小林綾子さんらも出席し、テープカットで開催を祝った。
橋田さんは、NHK大河ドラマ「春日局」や、社会現象ともなったTBSの長寿ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」など、数々の名作を世に送り出した脚本家として知られる。その作品群はテレビドラマのジャンルを超えて、家族や人間関係の普遍的なテーマを描き出し、多くの視聴者に深い共感を呼んだ。
1974(昭和49)年に執筆拠点を置いた熱海との縁は深く、地域行事に参加するなど市文化の向上に貢献した。市は2021年、名誉市民の称号を贈呈しており、その功績と熱海への思いを今に伝えている。
開館時間は9時~17時。水曜休館。入館料は大人=610円ほか。2月23日まで。