「大二郎の小籠包(ショーロンポー)」(熱海市銀座町)が2月13日、熱海銀座商店街近くにオープンした。
「大二郎の小籠包」看板メニューの一つ「焼き小籠包」(関連画像6枚)
店主の白川大二郎さんが手がけるショーロンポー専門店で、東京・東中野で培った味と技を携え、満を持しての再出店となる。白川さんは2017(平成29)年に東中野で創業。皮、あん、スープの研究を重ね、「唯一無二のショーロンポーを追求してきた」という。店舗営業にとどまらず、ホテルや中華料理店への卸販売も行ってきた。海外展開を目指して一度は東中野の店を閉じたが、情勢の変化を受け国内での再出発を決断。新たな舞台として、観光客と地元客が行き交う熱海を選んだ。
店舗は1階にオープンキッチン、2階にイートインスペースを設け、店舗面積は約120平方メートル。席数は35席。蒸し上がる様子や包みの手仕事を間近で感じられる造りにすることで、出来たてを味わう時間そのものを体験として提供する。イートインスペースには、現代の浮世絵師・石川真澄さんによるショーロンポーと猫をテーマにした作品を飾り、陶器作家・白亜器さんの猫の置物が来店客を迎える。屋久杉を使った看板には熱海楠細工の職人がロゴを彫刻。食と工芸、日本文化が交差する場としての魅力も打ち出す。
提供するショーロンポーは、素材選びから仕込み、包みの工程までを丁寧に積み重ね、注文ごとに蒸し上げるスタイル。メニューは、定番の「小籠包」「焼き小籠包」(以上3個540円)のほか、すき焼き風味やウニなどを使った「五色しゅうまい」(5個900円)、「もちもち点心」(3個360円)、伊豆名産キンメダイやエビなどを使った「プレミアム金目鯛(きんめだい)ちまき」(1,800円)など点心メニューも用意する。中国茶やフルーツティー、アルコール類と共に楽しめる構成にした。ショーロンポーなどはネットショップでも販売する。
白川さんは「20代の頃に食べたショーロンポーのおいしさが忘れられず、30代で会社員を辞めて起業して以来、ショーロンポーを作ることだけをやってきた。『ショーロンポーといえば大二郎』と言ってもらえる店にしたい」と意気込む。
営業時間は11時~17時30分。火曜定休。