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熱海の和菓子店「間瀬」、銘菓「伊豆乃踊子」60周年感謝祭を開催へ

銘菓「伊豆乃踊子」を紹介するスタッフ

銘菓「伊豆乃踊子」を紹介するスタッフ

 和菓子製造販売「間瀬」(熱海市網代)が4月18日~20日、同店の代表銘菓「伊豆乃踊子」の発売60周年を記念した感謝祭を開く。

「伊豆乃踊子」をデザインした記念グッズ

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 日頃の感謝を込めて企画したもので、本店、網代駅前店、熱海咲見町店の3店舗で行う。期間中は「伊豆乃踊子」の積み放題企画や、外れなしのガラガラ抽選会、間違い探しゲームなど来店客参加型の催しを展開するほか、夏ミカンのピールを入れた限定味や記念グッズの販売も行う。ラスカ熱海店では限定味と記念グッズの販売のみ行う。

 「伊豆乃踊子」は1966(昭和41)年に誕生した同社の代表銘菓で、白あんにクルミを練り込み、踊り子が背負う小太鼓を模した焼き菓子。その誕生の背景には、観光地・熱海の発展があったという。当時、交通網の整備により観光客が増加する中、「土産として手に取ってもらえる菓子を」との思いから新商品の開発が始まった。

 商品名の由来は、川端康成の小説「伊豆の踊子」。名称使用に当たっては、当時の社長が縁を頼りに本人へ直接交渉し、許可を得たというエピソードが残る。作品の世界観を反映した菓子として完成した「伊豆乃踊子」は、観光土産として支持を集め、同社の看板商品へと成長した。

 その後、1968(昭和43)年に川端がノーベル文学賞を受賞したことで需要が拡大。生産体制の整備や製法改良が進み、和菓子専門店にかじを切るという経営方針の転機をもたらした。現在に至るまで、時代に合わせた改良を重ねながらも伝統の味を守り続けている。

 同社専務の間瀬智仁さんは「流行の移り変わりが激しい中で、60年にわたり愛され続けてきた菓子は珍しい。長く支持されてきたのはお客さまのおかげ」と感謝を示し、「この機会に改めて『伊豆乃踊子』のおいしさを味わってほしい」と呼びかける。

 本店の営業時間は8時~17時。木曜定休。

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