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四連休の熱海、海水浴場にも人出 遊泳禁止や入場制限で対応

7月23日の「熱海サンビーチ」の人出

7月23日の「熱海サンビーチ」の人出

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 2021年の開設を中止した熱海市内の海水浴場は7月22日からの四連休を迎え、例年と比較すると大幅に少ないものの、行楽客らが砂浜で水遊びを楽しむ姿が見られた。

ホテルニューアカオが運営する「アカオビーチリゾート」の砂浜

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 熱海市は、7月3日に発生した伊豆山の土石流災害を受けて、熱海サンビーチ、長浜海水浴場、網代温泉海水浴場の市内3カ所の海水浴場の開設を中止した。熱海サンビーチでは流木などが確認されており、遊泳禁止の看板やアナウンスで注意を呼び掛ける。砂浜への立ち入りは禁止せず、監視員を各所に配置し、「波打際での水遊び程度で」と促している。サンデッキ広場には、市内の事業者が焼きそばやかき氷などの露店を出す。

 長浜海水浴場は「遊泳は自己責任で」としながら、海の家やフードコート、売店などを開く。感染症対策のため、席数を減らして客を受け入れる。駐車場や芝生エリアの一部が、災害支援車両の駐車場となるため、交通誘導員を配置して対応する。

 22日は、定期船で初島に渡る行楽客で熱海港の発着場はにぎわった。初島には砂浜は無いが、初島港周辺の遊泳可能エリアで海水浴やシュノーケリングをする人の姿も多く見られた。県内からの観光客は「サンビーチが遊泳禁止と聞いたので、ちょっと足を伸ばして初島に来た。せっかくなので島グルメも楽しみたい」と話していた。

 ホテルニューアカオが運営する「アカオビーチリゾート」(上多賀)は22日、夏季営業を始めた。天然のビーチと屋外プールを併設し、宿泊客(無料)と一般客(大人=3,000円、子ども=1,500円)が利用できる。感染症対策で入場人数制限を350人とする。初日となった22日は160人の利用があったという。同社担当者は「今年はまだ台風が無いので砂浜の質が良い。プールサイドでクラフトビールや日替わりのフードトラックもあるので、ゆっくり楽しんでもらえれば」と話す。

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