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熱海で3部作の映画撮影 第2作、女優の斎藤さららさんらが撮影に臨む

熱海市清水町の喫茶店「たむら」で行われた撮影の一コマ

熱海市清水町の喫茶店「たむら」で行われた撮影の一コマ

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 熱海を舞台にした短編映画「花火の温度(仮)」の撮影が9月25日・26日、熱海市内の各所で行われた。

共演の中心愛さん、佐藤文哉さん、日和つかささん(右から)

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 監督・脚本はオカモトナオキさんで、4月に熱海で撮影した映画「いつか来ない未来に」に続く熱海3部作の2作目。「いつか来ない未来に」は、音楽ユニット「NiziU(ニジュー)」リーダーのMAKOさんの姉、山口厚子さんが初主演を務めた。同作は近日公開を予定している。

 「花火の温度(仮)」は、熱海のゲストハウスなどを舞台に花火大会の一日を描いたヒューマンドラマ。オカモトさんは「心に傷がある少女が人との関わりの中で一歩を踏み出す心情の変化を描いた。3部作のうち、熱海をフォーカスして描くストロークになる作品。熱海の街に寄り添える作品にしたかった」と話す。

 撮影は、ゲストハウス「ナギサウラ」、喫茶店「たむら」、レストラン「宝亭」、スナック「あた美」などで行われた。オカモトさんは「全てを熱海ロケで行う。新旧のアートの要素を入れ込み、熱海らしさが詰まった作品になる」と言う。

 主人公・桑田湊役を務める女優の斎藤さららさんは旅行で熱海を訪れたことはあったという。「熱海での仕事は初めて。海のイメージが強かったが、撮影場所の喫茶店はアットホームで良い雰囲気があり、これまでと違う熱海の魅力を感じた」と話す。「作品は、日常の中にある人生が変わる一日を描いている。主人公の湊の姿を見て、挑戦する気持ちになれるような作品になれば」とほほ笑む。

 熱海の印象について、共演の中心愛さんと佐藤文哉さんは「時間がゆっくり流れている。落ち着く雰囲気があり、また来たい」(中さん)と、「想像していた以上にリゾート感がある。歴史がある店もあり、いろんな場所を巡ってみたい」(佐藤さん)と、それぞれ話していた。

 2022年春ごろの公開を予定する。

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