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熱海・渚町に創作和食店「ハレのヒ」 移住女性2人が開業、豚汁を売りに

熱海にオープンした「ハレのヒ」の山田美幸さんと纐纈弥生さん

熱海にオープンした「ハレのヒ」の山田美幸さんと纐纈弥生さん

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 おばんざいと創作和食の店「ハレのヒ」(熱海市渚町)が6月1日、オープン1カ月を迎える。

ランチは「豚汁セット」が「ハレのヒ」の定番メニュー(関連画像6枚)

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 東京から熱海に移住した山田美幸さんと纐纈(こうけつ)弥生さんの女性2人が5月1日に開いた同店。開業の経緯について、纐纈さんは「知人だった山田さんの作る豚汁を食べて感動した。2人とも店を持ちたいと考えていたので、豚汁を売りにした店を出すことを決めた」と話す。山田さんには都内の豚汁がおいしいという有名とんかつ店などで約20年間の飲食業経験があるという。

 席数はカウンター席とテーブル席を合わせて12席。白を基調とした店内はナチュラルなイメージと清潔感を意識したという。店の目の前には海を望む親水公園があり、熱海海上花火大会の時には店から花火を鑑賞することもできる。熱海には大学時代からときどき遊びにきていたという山田さんは「花火を間近に見ることのできる海沿いで店を持てるとは思ってもいなかったが、縁があってこの場所に店を構えることができた」と話す。

 メニューは時間帯によって変わる。昼は「豚汁セット」(650円)を中心としたランチメニューを提供。夜は地物を使ったおばんざいをそろえる。2人が薦めるのはウニやイクラをトッピングした「カニクリームコロッケ」(1,200円)や「メンチカツ」(350円)。ドリンクは定番のビールやサワーなどをそろえるほか、「メロンソーダ」「ブルーハワイ」(各650円)も人気だという。

 「渚町は古くからあるエリアなので、なじめるかと身構えていたが、みんな親切でよくしてくれる。熱海駅前だけではなく、渚町にも人がたくさん来てほしい。店同士が協力して盛り上げることで町の活性化につながれば」と山田さんと纐纈さん。「店は女性が一人でも気軽に立ち寄れほっとできるような空間にしたい」とも。

 将来的には店舗展開やキッチンカーの運用なども考えているという。2人は「女性が活躍できる環境を作っていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は、12時~16時、18時~22時。火曜定休。

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