熱海~初島間を結ぶ定期船「イルドバカンスプレミア号」で「海の日」の7月15日、「小学生一日船長体験」が行われた。
同船を運航する富士急マリンリゾート(熱海市和田浜南町)が毎年「海の日」恒例で行う同イベント。公募で選ばれた小学生3人が船長として乗船し、乗客の出迎えや操舵(そうだ)室での船内放送などを体験した。
当日参加した伊豆山小学校2年の飛田和礼華さんは「汽笛を鳴らしたり、アナウンスしたりしてうれしかった。最初は緊張してどうしようかと思ったけど、ちゃんと大きな声ではっきり言えたので良かった」と笑顔を見せた。
当日は、日本旅客船協会が主催する「海の日小学生運賃無料キャンペーン」に合わせ、同航路も小学生の往復乗船券を無料にした。7月10日が、同社が初島で事業を始めて60周年の区切りを記念したキャンペーンを展開。一般先着60人に操舵室見学と記念撮影も行った。
同社の堀内明広社長は「船の仕事の格好良さを知ってもらい、船員の増加につながれば」と話す。「マリンレジャーや船の旅の特別感を味わってもらうことで思い出に残る夏休みにしてほしい」とも。