「熱海こがし祭り」として知られる来宮神社例大祭が7月16日までの3日間にわたり執り行われた。
15日・16日には、各町内の山車やみこしが練り歩く「熱海こがし祭り第56回山車コンクール」が開かれた。今年は23基の山車が参加。木彫りの山車や装飾された山車が国道135号沿いの審査会場に集まると、周辺は熱気に包まれた。
コンクールで優勝したのは、木彫りの部=田原本町「木彫りの七福神」、装飾の部=梅園「梅園 ポケモン!」。田原本町は昨年に続き二連覇を果たした。
16日には、厄年奉賛会「来宮令和戌亥会(きのみやれいわいぬいかい)」が「御鳳輦(ごほうれん)浜降り神事」を行い、無病息災を祈った。てんぐ姿の猿田彦が率いる約30人の男衆がみこしを担いで海に入り、「妙念妙念」と唱えながら海中を渡御した。砂浜での神事を終え、同会の山田伸会長は「同級生と2年前から準備してきた。雨が降り海も深く苦労したが、これも思い出になる。御鳳輦を機会に再会できた仲間に感謝したい」と話す。