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熱海で「伊豆山あいぞめフェス」初開催へ 土石流3年、住民と共に前へ

「熱海・伊豆山あいぞめフェスティバル」を紹介するテンカラセン高橋代表

「熱海・伊豆山あいぞめフェスティバル」を紹介するテンカラセン高橋代表

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 「熱海・伊豆山あいぞめフェスティバル2024」が8月1日から、熱海市伊豆山地区で開かれる。

さまざまな企画を用意する「熱海・伊豆山あいぞめフェスティバル」(関連画像4枚)

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 主催は伊豆山土石流災害の復興を支援する団体「NPO法人テンカラセン」(伊豆山)。復興を後押ししようと初めて開催する。期間中、アクティビティーや伊豆山地区の飲食店や商店を巡るスタンプラリー、音楽イベントなどの企画を実施して住民と観光客との交流を促す。

 メインになるイベントは、伊豆山花火大会が行われる8月3日に展開する。伊豆山港では、いけすで泳ぐアジを手づかみで捕まえる「アジのつかみ取り」を、伊豆山神社参道では、グループで風呂おけに入れた湯を運ぶ「お湯運びレース」を、それぞれ実施。カフェバー「123MUSIC」では、キッズダンスチームやジャズミュージシャン、サッカー選手が音楽やパフォーマンスを披露する。フードやドリンクの提供も行う。期間中の週末にはビアガーデンやベリーダンスレッスンなどの企画も用意する。

 移住者、住民、観光客が分け隔てなく楽しめるイベントの開催を災害の発生当時から思い描いてきたという同団体の高橋一美代表は「発生から3年がたち、警戒区域が解除されたり、伊豆山神社例大祭でみこしが復活したりと、少しずつ前に進んでいる。今できることをしていきたいという住民の声も聞こえてきた。復活を皮切りに伊豆山全体が前を向こうという姿勢に変化しているように感じる」と話す。「観光客にもっと伊豆山を知ってもらいたい。人が来てくれることで、住民には自分たちが忘れられていないことを感じてほしい」とも。

 今後については、「毎年継続して伊豆山の恒例イベントにしていきたい。このような取り組みが誰かの背中を押しているかもしれない。団体としては、新しいことへのチャレンジや前に進もうという人をフォローしながら、住民と一緒にさまざまなことに取り組んでいきたい」と力を込める。

 8月25日まで。アクティビティーへの申し込みは同団体ホームページで受け付ける。

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