宿泊施設「味と湯の宿ニューとみよし」(熱海市下多賀)の新館が7月17日、グランドオープンした。
1984(昭和59)年に民宿旅館として開業した同施設。開業後は、数年ごとに増改築を重ね規模を拡大してきた。今回、約3年に及ぶ工事期間を経て、本館の隣地に全室スイートルームの新館をオープン。外観は落ち着いたブルーを基調とし、本館と別館の外壁も装いを新たにした。
新館の客室は、全室スイートルーム仕様の14部屋を用意。「広い部屋と良い景色」をコンセプトに掲げる客室からは、南熱海の海を一望できる。全室のバルコニーに露天風呂を備える。最上階には、広さ135平方メートルのプレミアムスイートルームを用意した。同館の富岡篤美社長は「バルコニーから見える景色を楽しみながら、南熱海の良さを感じてほしい」と話す。
新館1階には、4つの貸し切り露天風呂、それぞれコンセプトを変えた3つのプライベートサウナルームを開設。本館・別館を含む全宿泊者が24時間利用できる。足湯エリアや個室も備えたパウダールーム、フリードリンクの湯上がりラウンジもある。
今後について、富岡社長は「サービスや料理など、まだまだ改善の余地がある。常にお客さまのニーズを捉え、オンリーワンの旅館を目指していきたい」と話す。