旧網代小学校を活用した交流拠点「AJIRO MUSUBI(あじろむすび)」(熱海市網代)で8月10日、子育てコミュニティーイベント「夏祭り」が開かれた。
子育てをする親のコミュニティー「にじいろかふぇ」が主催する同イベント。家族と共に地元の幼児や小学生ら80人以上の子どもが来場して、さまざまな催しを楽しんだ。同団体の鶴淵志穂さんは「毎月子育てに関わる活動を行っており、今回は夏休みなので親子で楽しんでもらうイベントを企画した」と話す。
屋内外を使った会場には、輪投げや菓子のつかみ取り、スーパーボールすくい、スイカ割り、紙芝居などを楽しむ子どもたちの声が響いた。参加賞として、地元の間伐材で作った竹ぽっくりを進呈した。市内から参加した親子は「熱海には子どもが遊べる場所やイベントが少ない。自宅の近くで楽しめたので良かった」と話していた。
地域の人を中心にしたボランティアスタッフも運営の手伝いに加わった。鶴淵さんは「地域の高齢者と子どもたちが交流できる機会になれば。防災の観点でも助け合いにつながることが期待できる。今後も同施設を拠点として、さまざまな活動をしていきたい」と話す。