観光複合施設「展望レトロ喫茶桃山館」(熱海市桃山町)が8月10日、熱海駅近くにオープンした。
不動産業や飲食店を手がける丸八殖産(東京都中央区)が経営する同施設。施設のある熱海駅裏のエリアを活性化しようと、「昭和レトロ」をテーマにした複合施設をオープンした。同施設責任者の川崎博史さんは「熱海は街自体がレトロな雰囲気がある。年配者にとっては懐かしさを、若い世代にとっては新しさを、それぞれ感じてもらい、世代を超えて楽しめる場所にしたかった」と話す。
施設内には、「昭和レトロ」「縁日」をテーマにしたコーナーや遊具、飲食店を設けた。1階には、コインゲームやカプセルトイ、スロットカー、遊具などを設置。2階は、喫茶店に併設して輪投げや型抜きを楽しめる縁日コーナー、駄菓子コーナーを設けた。屋上にも遊具を置く。川崎さんは「喫茶店は昭和アイドルのレコードやポスターを飾って懐かしい純喫茶の雰囲気を演出した。熱海の市街地や海を望む眺望の良さと併せて楽しんでほしい」と話す。
喫茶店のメニューは、一皿にピラフやナポリタンなど多種の料理を盛り付けた「熱海カツトルコ」「熱海エビフライトルコ」「熱海ハンバーグトルコ」(以上1,680円)、「桃山カレー」(850円)、「ナポリタン」(900円)、「お子様プレート」(900円)など。「クリームソーダ」「プリンアラモード」(以上600円)、「かき氷」(300円)などのデザートもそろえる。
川崎さんは「熱海の新しい観光スポットとして家族連れの観光客を中心に楽しんでもらえれば。親子で笑顔になれるような場所にしていきたい」と話す。
営業時間は11時~17時。水曜定休。