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熱海・咲見町に古着と軽食「静電気」 古民家をリノベーション

「静電気」をオープンした小島凪沙さん

「静電気」をオープンした小島凪沙さん

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 古着と軽食の店「静電気」(熱海市咲見町)が9月6日、オープンした。

店のある場所まで個性的な高台の「静電気」(関連画像7枚)

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 店主は千葉県出身の小島凪沙さん。現在26歳の小島さんは、大学で学んだ管理栄養士の知識を生かしてジムトレーナーとして働いてきた経歴を持つ。学生の頃から古着集めが趣味で、料理と洋服とを両立した店を開こうと、独立して同店開業にこぎ着けた。

 熱海での出店の経緯について、小島さんは「熱海に縁はなかったが、偶然、不動産サイトで見つけた。個性的な物件に引かれて熱海での出店を決めた」と話す。店が入る建物は、商店街から伸びる階段を上がった高台にある。築年数は定かではないが70年ほどで、最近まではアーティストのアトリエとして使われていた。6月に工事を始め、途中から小島さんもDIYして元の建物を生かし「こだわりの店に仕上げた」という。

 店では、古着をはじめ古本、雑貨などを販売する。「国産の古着を中心に個性的なテイストのものを集めている。洋服の地産地消というイメージで、国産にこだわっている」と小島さん。「まだ商品のレパートリーも店自体も未完成。これが100%ではなく、徐々に変化させていきたい。品数を増やしたり、古本や古道具も強化したりと、常に変化がある店にすることで、何度来ても新鮮さが味わえる店でありたい」とも。

 今後については、「9月後半には飲食スペースも完成させてお酒やコーヒー、焼き菓子などを提供していく。朝食の提供や夜のバー営業も考えている」と話す。「熱海は食べ物以外の買い物をできる店が少ない。若い観光客や地元の人が気軽に立ち寄れる場所にできれば」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~18時。

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