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熱海で「リノベーションスクール」事前講演会 伊豆山で暮らしテーマに

「第6回リノベーションスクール熱海」事前講演会の様子

「第6回リノベーションスクール熱海」事前講演会の様子

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 「第6回リノベーションスクール熱海」事前講演会が9月16日、伊豆山浜会館(熱海市伊豆山)で開かれた。

福祉についてディスカッションする分科会(関連画像4枚)

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 11月~12月に開催を予定する「第6回リノベーションスクール熱海」を前に、地域の課題共有や各地のまちづくりの事例を学んでもらおうと、熱海のまちづくり団体「NPO法人atamista」(銀座町)が主催した同イベント。「自分たちの手で暮らしをつくる~小商い・農・福祉の視点から~」をテーマに、講演やディスカッションを行った。イベントには、市内外から約30人が参加して意見交換や話し合いが行われた。

 講演会では、埼玉県草加市でアパートをリノベーションした「シェアアトリエつなぐば」を運営する「つなぐば家守舎」の小嶋直さんが講師を務めた。一級建築士でもある小嶋さんは、2018(平成30)年6月にオープンした「シェアアトリエつなぐば」を拠点に地域交流や働きやすい環境づくりを進める。入居者同士が顔の見える関係を意識し、子育てしながらでも働ける場所を作ることで、「お互いのビジネスを応援し、顔の見える経済循環ができている」という。

 atamistaはこれまで、熱海銀座商店街を中心とした空き物件対策、創業支援、地域体験ツアーなどを行い、地域再生に取り組んできた。2021年に発生した伊豆山土石流災害では、被災した「逢初地蔵堂」の復旧作業など復興支援の活動も続けた。同団体代表の市来広一郎さんは「伊豆山は高い高齢化率や空き家問題などの課題を抱える。一方で住む上では良い場所ではないだろうかと感じた」と話す。「当団体は、『100年後も豊かな暮らしができるまちをつくる』ことを掲げて活動してきた。街なかはにぎわい過ぎて住みづらくなっており、網代や伊豆山はもっと住みやすい場所にできるのではと思っている。中心地ではないところにも目を向けて活動していきたい」とも。

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