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「熱海をどり」5年ぶり公演へ 芸妓衆の稽古も佳境に

花柳あらたさんの指導で稽古する芸妓

花柳あらたさんの指導で稽古する芸妓

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 「第32回熱海をどり」が10月6日、熱海芸妓(げいぎ)見番歌舞練場(熱海市中央町)で開かれる。

稽古に熱が入る芸妓衆(関連画像2枚)

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 2019(平成31)年の公演以来5年ぶりとなる同公演。踊り15人、鳴り物(鼓などの楽器)3人、地方(じかた、三味線と唄)6人を合わせた24人が、公演に向けた稽古に毎日励んでいる。

 演目は、創作囃子(ばやし)「飛天の龍」から始まり、常磐津「屋敷娘」、長唄・端唄・常磐津「花柳四季彩」など。約1時間30分の公演を3回実施し、日頃の鍛錬を観衆に向けて披露する。

 熱海芸妓置屋連合組合の組合長・小笠原亜紀子さんは「2020年に開催されるはずだった31回公演は、コロナにより公演1カ月前に中止となり、幻の公演となってしまった」と振り返る。「今回は5年という長い期間を経て、準備にも時間をかけた。これまでは春に開催されていたので秋の開催は異例。さらに、2日間で2回公演だったものが、今回は1日に3回公演する。普段は休みを取っている8月の暑い最中にも練習を欠かさなかった」とも。

 今回の公演内容について、小笠原さんは「久しぶりの公演なので、華々しい公演となるような演目を選んだ。今回の公演には18歳と19歳の芸妓がデビューする。10代の芸妓は10年以上入ってこなかった。これも今回の見どころの一つ。明るいニュースになれば」と意気込む。

 開演は、第1部が11時、第2部が13時30分、第3部が15時50分。全席指定で入場料は前売り6,000円。桟敷席は完売。第1部と第2部は残席あり、第3部は残席わずか。当日券は6,500円。

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