熱海の宿泊施設「ホテルニューアカオ」(熱海市熱海)が1月1日、「昭和100年」を祝うイベントを始めた。
1973(昭和48)年に開業した同施設。2021年に一時閉館したが、2023年に運営会社が変わり営業を再開した。昭和レトロな空間が残る施設として、テレビ番組やSNSで話題にのぼる人気施設となっている。
今回のイベントは、昭和元年に当たる1926年から数えて100年の節目にになる2025年を「昭和100年」になぞらえて祝うとともに、昭和の時代を街や宿泊客と共に歩んできたという同施設が昭和の人情や文化を大切に受け継いでいきたいと企画。営業を再開した2023年から準備を進めてきた。「昭和100年 新しく、懐かしい、世代を超えて、今。」をコンセプトに掲げる。
イベントでは1年を通してさまざまなプログラムを展開する。1月1日~3日には、「令和にSHOW和なおもちゃ箱」と題し、「新春お餅つき大会」や甘酒の無料提供を行った。館内にこま回しやけん玉など昔ながらの遊びが楽しめる「おこさまひろば」を設置したほか落語やマジックショーも開き、宿泊客を楽しませた。
6月~7月には、大人の文化祭をテーマにした「昭和100年祭」を開催。昭和歌謡大会やクラシックカーパレードなどを行うという。同施設の広報担当者は「一年を通し、昭和を感じてもらえるプログラムを多数計画している。昭和を知る世代には懐かしく、知らない世代には新しさを感じてもらいながら、それぞれ昭和に思いをはせるひとときを過ごしてもらいたい」と話す。