
「第2回ラスカ熱海接客おもてなしコンテスト」が6月10日、JR熱海駅の商業施設「ラスカ熱海」(熱海市田原本町)会議室で行われた。
同施設を運営する「JR横浜湘南シティクリエイト」が開いた同イベント。店舗スタッフの接客技術向上を目的にしたコンテストで、当日は同施設内の10店舗10人が出場した。
5分間の競技時間内に客役の女性に商品説明や会話を行う模擬演技で接客力を競った。今回は、インバウンド(訪日客)への対応も目的に外国人の客役も登用。同施設店長や熱海駅長、特別審査員の古屋旅館女将・内田里絵さんら4人の審査員が、「イメージ・あいさつ・お声がけ」「聴き方・話し方」「ニーズの把握」「商品説明・提案力」「臨機応変力」「おもてなしの心」の項目で審査した。
出場者は、客の目線を捉えながら丁寧な所作で接客した。商品の「熱海らしさ」を織り交ぜながら提案する姿も見られ、「おもてなしの心」を意識した接客が見られた。審査員は「商品の取り扱い方法も説明する姿が安心感につながった」「できないことはしっかり断る姿勢も素晴らしい」「ついつい買ってしまいたくなるような接客」などと評価した。
審査の結果、大賞に「鈴廣かまぼこ」の加賀美樹さん、準大賞に「熱海コレクションA-PLUS」の石村舞さんと「パスタ屋一丁目」の河田美由紀さん、審査員特別賞に「ベーカリー&テーブル」の林田陽南さんが選ばれた。