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熱海の「点心ダイニング天天」が中国文化サロン 中国茶を通して交流

「天天サロン」で中国茶を楽しむ参加者

「天天サロン」で中国茶を楽しむ参加者

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 中華料理店「点心ダイニング天天」(熱海市昭和町)で10月25日、第1回「天天サロン」が開かれた。

「天天サロン」の様子

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 中国文化を知ってもらう機会を提供しようと、同店オーナーシェフの山田藍さんが始めたイベント。隔月の開催を予定し、第1回は中国茶をテーマに、ティーコーディネーターの田中里栄子さんを招いて開いた。山田さんは「オープンから7年がたち客層が広がる中で、これまで支えてくれたお客さまに感謝の気持ちを込めて、人と人とがつながる場所を作りたかった」と話す。

 当日は、山田さんが手作りした飲茶(ヤムチャ)ランチの後、中国茶4種を紹介。ジャスミンの花の香りを吸着させた「茉莉龍珠(マリリュウジュ)」、30年ほど前に日本で流行した「凍頂烏龍(ウーロン)」、台湾産の「東方美人」、茶葉を湯でほぐして味わう「陳年プーアル茶」の4種類を用意した。田中さんがそれぞれの茶葉の特徴や味わい方を紹介し、茶器の選び方やいれ方、中国茶の作法「工夫茶」の実演も行った。提供したお茶には、それぞれに合う菓子や柿などのフルーツを添えた。

 参加者からは「普段飲んでいるお茶よりも口当たりが軽く、香りが優しい」「中国を旅しているような気分になれた」といった声が聞かれた。中華服を身にまとって参加する人の姿もあった。和やかな雰囲気に包まれる中、田中さんは「中国茶は1000種類以上あり、それぞれにあったいれ方や、お茶菓子の組み合わせで味わいが変化するため、それらの茶の響きを楽しんでほしい」と話した。

 次回は12月17日、肉まん教室を開く。定員は20人。以降も太極拳や中華料理などのプログラムを展開する予定という。山田さんは「点心のように、人を温かく包み込める場にしたい」と意気込む。

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