複数の飲食店経営者が共同で運営するカラオケバー「渚横丁ひろば」(熱海市渚町)が12月6日、グランドオープンした。
代表は「パフェバル トラポ」を経営する中島幸司さん。開業の背景について、中島さんは「半年ほど『渚横丁』で経営する中で、熱海には面白い人が多いと実感した。人が自然につながる場をつくりたかった」と話す。席数は10席。
同じビル内で営業する「パフェバル トラポ」「ザイオンバーガー」「うみかふぇ」などの店舗スタッフが共同店長として関わるのが特徴。異なる業態の経営者が一つの店舗を協力して運営することで、渚横丁全体を一体的なコミュニティーとして機能させる狙い。店名には「横丁内で出会った人たちと集まって、より仲良くなってほしい」という思いを込めたという。
今後は「一日店長」制度の導入も予定している。熱海で新しい挑戦をしたい人が店に立つ仕組みで、来店客が単なる利用者にとどまらず、コミュニティーの担い手となることを想定する。渚横丁内の飲食物をテイクアウトして持ち込むことも可能とし、複数店舗の回遊を促す。
中島さんは「渚横丁は既に『行けば誰かに会える場所』として、地元住民や子育て世代など多様な層が集う場になりつつある。横丁全体が仲の良いコミュニティーだからこそ、たくさんのコミュニティーが集まってその輪がさらに広がれば」と話す。
営業時間は18時~24時。火曜・水曜定休。料金は、飲み放題・歌い放題で1時間2,200円、以降30分ごとに1,100円増し。