居酒屋「路地裏酒場 ひと月」(熱海市渚町)が2月2日、熱海商工会議所近くにオープンした。
熱海出身の新藤ひとみさんが店主を務める同店。店名は、自身の名前と成長・発展のモチーフにされる「月」を重ね合わせ、商いがうまく回り繁盛するようにとの願いを込めたという。夜にともる月のような、暖かな光を感じさせる店のイメージも重ねた。
新藤さんは、渚町にある老舗喫茶店で18年間にわたり接客や調理補助を担当してきた。現在は子育てとの両立を考え、市内の病院で看護助手として働く傍ら、別荘の家事代行として料理にも携わっている。いつか自分の店を持ちたいと考えていたところ物件情報に出合い、周囲の後押しを受けて開業にこぎ着けた。
店内は約13坪。カウンター席5席、テーブル席8席に加え、6人で利用できる半個室も備える。明るく温かみのある内装で、カフェのようにふらりと入りやすい雰囲気に仕上げたという。新藤さんは「若い観光客でも構えずに利用できる空気感を大切にしている」と話す。
料理は手頃な価格帯で、家庭料理に一手間加えたつまみを中心に約30種類を用意する。看板メニューは「明太子(めんたいこ)レアフライ」「まぐろたくあん」(以上850円)など。今後は様子を見ながら少しずつ品数を増やしていく予定で、日替わりメニューも展開する。酒類は、生ビール、焼酎のほか、熱海のクラフトジン「シークリフ」、静岡の地酒も扱い、ノンアルコールドリンクもそろえる。
新藤さんは「みんなが集まり、楽しい時間を過ごせる場所をつくるのが夢だった。観光客も住民も移住者も仲良くなれる店になれば」と話す。1軒目としての食事利用に加え、2軒目として気軽に立ち寄れる存在も目指す。
営業時間は17時~22時。水曜・日曜定休。