熱海・初島にある複合リゾート施設「PICA初島」(熱海市初島)で3月8日、新たに設けられた「初海(はつみ)神社」の御霊入れ祭の神事が行われた。
初海神社は、PICA初島が進める「初島レモンプロジェクト」の一環として整備された新たな参拝スポット。伊豆山神社の境外社に位置付ける。熱海が国産レモン栽培の発祥地と伝えられていることにちなみ、レモンをモチーフにした観光企画を展開する中で設けられたもので、通称「レモン神社」として親しまれることを目指す。
同神社には、五穀豊穣(ほうじょう)や良縁成就、商売繁盛などのご利益があるとされる「邇邇芸命(ニニギノミコト)」と、海上輸送の安全をつかさどる「大綿津見神(オオワタツミノカミ)」を祭神として祭る。海を望むプールサイドに設けられ、参道は朝日が昇る方向に向けて整備されている。鳥居はレモンを想起させる黄色で、高さ約130センチの低い設計とすることで、参拝者が身をかがめてくぐり心を整えてから神前に進む所作を表現したという。
御霊入れ祭は伊豆山神社の宮司を迎え、関係者や参列者が神社の誕生を祝った。参列者は玉串を奉納し、新たな神社の誕生と島の発展、海上の安全などを祈願した。参列者には、先着で同神社オリジナルの千社札が配布された。
初海神社の誕生により、初島ではレモンをテーマにしたフォトスポットやグルメと合わせ、観光の新たな魅力づくりを進めていく。PICA初島を運営する「ピカ」の天野克宏社長は「オブジェや神社を通して島内でさらに楽しく過ごしてほしい。宿泊して鳥居越しの日の出も見てもらえれば」と期待を寄せる。