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「子どもたちに東京五輪の思い出を」 熱海・聖火ランナーの靴に名前書き入れ

聖火ランナーの石井裕隆さんの靴に名前を書き入れる生徒ら

聖火ランナーの石井裕隆さんの靴に名前を書き入れる生徒ら

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 東京2020オリンピックの聖火リレーランナーとして出走を予定している熱海商工会議所の職員・石井裕隆さんがボクシングスクール「FIST(フィスト)」(熱海市伊豆山)で6月14日、スクールに通う小中高の生徒らを集め、リレーで履く靴に名前を書いてもらう企画を行った。

イラストと生徒らの名前が書き入れられた靴

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 企画した石井さんは「次はいつ日本でオリンピックが開催されるかわからない。子供たちにオリンピックが思い出になればと思い、4月から企画を考えていた。靴に名前を書くことで、自分たちもオリンピックに関わったことを将来、思い出してほしい」と趣旨を説明する。

 石井さんは同スクールに通い、普段から生徒らと一緒に汗を流す。熱海市内や伊東市から同スクールに通う10人の生徒が、真新しい靴にそれぞれの名前の1字をペンで刻んだ。小学6年生の石川創琉君は「創」の文字を書き入れ、「この日のために家で100回くらい練習した。聖火リレーで走る石井さんを応援したい。将来はボクシングでオリンピックに出たい」と話した。

 靴は同スクールのOBでありプロボクサーの斎藤哲平さんが選んだという「HOKA ONE ONE」のもの。靴にはスクールに通う生徒の保護者が描いた梅、花火、波、アジなど熱海にちなんだイラストで彩られる。

 石井さんは「聖火ランナーをするに当たってはいろいろな人に関わってもらった。走り終えたらユニホームやシューズなど一式は市内の施設などに飾りたい。膝を痛めてしまったが、熱海代表として走り切って爪痕を残したい」と意気込みを見せる。

 石井さんは6月25日、伊東市内で出走する予定。

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