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熱海の「オノマトペ」イベントが2日間満席でフィナーレ 音楽とパフォーマンスを堪能

作曲家・Carl Stoneさんと歌手・赤い日ル女さんによる「エレクトリックオノマトペ」

作曲家・Carl Stoneさんと歌手・赤い日ル女さんによる「エレクトリックオノマトペ」

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 「オノマトピア ミーティング in熱海」が6月26日・27日、熱海の起雲閣音楽サロン(熱海市昭和町)で開催された。

音楽家・町田康さんと巻上さんとの「オノマトペ談義」

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 熱海出身で音楽家の巻上公一さんが企画した同イベント。「オノマトペ(擬音語)」を音楽やパフォーマンスと共に楽しんでもらいたいと企画し、アーティストや作曲家らが出演した。イベントの冒頭で巻上さんは「オノマトペを使うイベント。バラエティーを楽しんでほしい」とあいさつ。オープニングで音曲師・柳家小春さんが「江戸のオノマトペ」と題した三味線と歌のパフォーマンスを披露した。

 音楽家・町田康さんと巻上さんとの「オノマトペ談義」では、イベントの題名にもなっている「オノマトピア」の語源に触れた。「オノマトピア」は、作曲家・桜井順さんが作った「オノマトペ(擬音語)」と「ユートピア(理想郷)」を合成した造語。桜井さんの著書「オノマトピア-擬音語大国にっぽん考」(岩波現代文庫)の中で、町田さんと巻上さんの歌詞がオノマトペの代表としてそれぞれ紹介されているという。町田さんが「オノマトペは、作詞と作曲の間に存在するようなおもしろさがある。会話をすると全部擬音語でしゃべる人もいる」と語り掛けると、巻上さんは「オノマトペ大国と言うくらい日本は擬音語が多い。自分の歌詞もオノマトペに占領されている」などと話し、会場は笑いに包まれた。

 併せて26日には、作曲家・Carl Stoneさんと歌手・赤い日ル女さんによる「エレクトリックオノマトペ」、劇団「時々自動」の音楽パフォーマンス「オノマトペシアター」が披露された。赤い日ル女さんの声とCarl Stoneさんのコンピューターを使った電子的な音楽の協調に参加者らは耳を傾けていた。27日には起雲閣でのイベントに加え、「街角オノマトペ」と題し、出演者らが熱海の街中で「オノマトペ」のパフォーマンスも行った。

 26日・27日とも事前予約で満席となった同イベント。7月3日からインターネット上で動画配信される。配信チケット料金は1,000円。

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