熱海・初島で12月4日、アニメキャラクター「ピングー」とのコラボイベントが始まった。
「ピングー」はスイスの映像作家「オットマー・グットマン」さんが描いたアニメキャラクター。ペンギンの男の子「ピングー」が仲間と共に繰り広げる作品で、国内でもテレビアニメが放送されている。今回は、ピングーの40周年を記念し、富士急マリンリゾート(熱海市和田浜南町)が運航する定期船や初島の複合型リゾート施設「PICA初島」などとコラボしたイベントを展開する。富士急行宣伝部の椎名望課長は「ペンギンがモデルのピングーとの親和性から、離島の初島をコラボの舞台に選んだ。ピングー40周年の目玉企画になれば」と話す。
コラボでは、熱海港と初島港を結ぶ定期船「イルドバカンス三世号」と「イルドバカンスプレミア号」をピングーで装飾。「ピングー号」として運航する。「ピングー号は世界初の試み」(椎名課長)という。3日に内覧会が行われ、横浜から旅行に訪れて乗船した家族は「初島に渡るのは初めて。たまたまピングーと会えてラッキー。子どもの頃にテレビで見ていたので懐かしい」と話した。6歳の女の子は「かわいい。ピングーに会えてうれしい」と笑顔を見せた。
「PICA初島」内のテラスレストラン「ENAK(エナ)」では、ピングーコラボメニューを提供する。コラボメニューは、ピングーの顔をあしらった「PINGU ガーリックシュリンプセット」「PINGU 初島カレー」(以上1,500円)、「PINGU 台湾カステラ」(600円)、「PINGU タピオカドリンク」(700円)など5種類を用意する。
初島の島内2カ所にはピングーのフォトスポットを設置。来島する観光客らを出迎える。
島外でも、温泉リゾートホテル「熱海シーサイドスパ&リゾート」(東海岸町)が2室限定の「PINGUコラボルーム」を設けた。相模灘を望む客室をピングーのぬいぐるみやクッション、デコレーションで飾り付けている。コラボルームの宿泊者にはピングーのアロハシャツとアイマスクを進呈する。
椎名さんは「今回のコラボイベントでしか手に入れることができないグッズも用意した。イベントをきっかけに、少しでも多くの人に熱海や初島の魅力を知ってもらえたら」と期待を込める。
2月23日まで。