熱海の環境まちづくり会社「未来創造部」(熱海市渚町)が3月1日、社会課題などに取り組む若い世代を支援するための「未来創造ユースチーム」を立ち上げると発表した。
アウトドア企業で世界的な環境問題にも取り組むパタゴニア・インターナショナル・インク日本支社(神奈川県横浜市)が協力する。未来創造ユースチームは、気候問題、貧困問題、地方創生など国内外の課題に取り組む若い世代に、社会変革のスキルを身に付けるセミナーやワークショップを行う。社会課題に取り組む人同士のつながりを作ることも目的とする。
講師は、未来創造部の社長で環境問題に関する活動や著書の執筆などを行う枝廣淳子さんが務める。ワークショップは4月から毎月1回、6カ月かけて行い、熱海の会場とオンラインのハイブリッド形式で開講。学んだ内容を活動や仕事に生かし、改善しながら社会変革スキルを身に付けるプログラムになるという。
参加条件は、29歳以下で、社会活動を既に行っているか今後始める予定があること。受講無料だが、事務管理費が6カ月で6,000円かかる。
未来創造部は2020年、枝廣さんとマリーナ事業や海洋保全活動を行う光村智弘副社長が設立。「未来の子どもたちに、きれいで楽しい地球を残す」ことをミッションに掲げ、環境問題や地域課題の解決に向けた活動に取り組んでいる。