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熱海の「猫に会えるかもしれないバー」が2周年 SNSでも度々話題に

転機となったSNSに投稿した猫の画像を掲げる店主の山村さん

転機となったSNSに投稿した猫の画像を掲げる店主の山村さん

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 熱海で「猫に会えるかもしれないバー」としてSNSでも話題に上がる「Muddy Cat(マディーキャット)」(熱海市和田町)が11月30日で2周年を迎えた。

猫のミチルと山村さん

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 2018(平成30)年、東京から熱海に移住した山村由香さんが店主を務める同店。東京に住んでいた時に、いつか自分の店を持ちたいと思っていたところ、たまたま熱海で売却物件の情報を発見。「熱海はよく遊びに来ていて、良い地域だと思っていたので即決した」と山村さん。同年11月、開業にこぎ着けた。

 開業当初は、「『猫好きの店主が経営しているバー』程度の軽い気持ちでSNSに猫の画像を投稿していた」と山村さん。転機となったのは、開業から2カ月ほどが過ぎたときに投稿した猫の画像だったという。「猫のミチルが変わったポーズをしている姿を投稿したらバズって、一気にフォロワーが増えた」。今では同店のツイッターアカウントのフォロワーは2万人を超えるが、「ここまで猫が人気になるとは全く思ってもみなかった」と笑顔で話す。山村さん自身でデザインしたLINEスタンプも人気だという。

 メニューは、またたび酒を使ったカクテル「猫まっしぐら」(500円)、猫のラベルが目を引く「猫また焼酎」(600円)、地元静岡の酒蔵が製造する純米吟醸「にゃんかっぷ」(700円)など、猫がコンセプトのドリンクが並ぶ。フードメニューは、「地域の方が気軽に通えるよう手頃な価格」に設定し、300円~500円のメニューが中心。

 山村さんは「普段は地元のお客さまがほとんどだが、最近ではSNSを見て、店に来るために熱海まで来ていただく方もいる」と話す。「猫に会いに来ていただいても、絶対会えるわけではない。出勤は猫の気分次第でもあるので…」と笑顔を見せる。

 「猫は3匹いるが、いずれも保護猫だった。店でも募金を集めて保護猫の団体に寄付している。気軽に飲みに来ていただいて、店をきっかけに保護猫に関心を持ってもらえたら」と期待を寄せる。

 営業時間は19時~翌2時。日曜定休。

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