「第75回初島・熱海間団体競泳大会」が8月4日、熱海市で開かれた。主催は熱海市。
文部科学大臣杯を受けて1926(大正15)年から続く同大会。新型コロナウイルス感染拡大や伊豆山土石流災害の影響で3年ぶりの開催となる。今回の大会には、県内外から24チームが参加。熱海市内からは、多賀中学校と熱海中学校の1、2年生で結成した「熱海桜ヶ丘スイミングクラブ」が初めて出場した。
初島から熱海サンビーチ間約12キロを各チーム3人1組で泳ぐ。4日正午に初島港をスタートし、4時間以内でのゴールを目指した。
4日正午時点で天候は曇りだったものの、主催者の発表によると、気温=29.5度、水温=27度、風速=2メートル、波の高さ0.5メートルと、まずまずのコンディションだった。
優勝したのは、「神奈川県水泳連盟」でタイムは2時間1分56秒。2位は、「八王子水泳愛好会」で2時間6分33秒。3位は、「慶応葉山」で2時間22分54秒だった。「熱海桜ヶ丘スイミングクラブ」は、3時間28分34秒の23位で完泳し、敢闘賞を受賞。静岡県内のチームでは、2時間30分6秒の5位でゴールした「静岡商業高等学校」が最高位だった。全24チームが制限時間の4時間以内で泳ぎ切った。
優勝した「神奈川県水泳連盟」の小林陸さんは「天候の不安はあったが、想定内のコンディションだった。この3人でチームを組んだのは初めてだったが、優勝できてよかった。老若男女あらゆる人が楽しめる歴史ある大会なので、これからも大会が発展していってほしい。来年も優勝を目指したい」と話した。