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「熱海芸妓のマスコット」の愛称募集 設定は「芸妓の妖精」

芸妓のマスコットデザインを制作した峰のメンバー

芸妓のマスコットデザインを制作した峰のメンバー

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 熱海芸妓(げいぎ)置屋連合組合(熱海市中央町)が公式マスコットキャラクターを作り、現在、愛称を募集している。キャラクターデザインは地域プロモーションを手掛ける「峰」(紅葉ガ丘町)が手掛けた。

芸妓マスコット

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 キャラクターの設定は「芸妓の妖精」。キャラクター制作に当たっては、芸妓衆の「イラストを通して芸妓文化を伝えたい」という意見が多く取り入れられた。艶っぽさよりはかわいらしさを重視し、熱海に多く訪れる若い女性観光客にも興味を持ってほしいという願いを込めた。デザインの随所に熱海を象徴する、梅の花、桜の花びら、温泉のマークをあしらう。熱海温泉ホテル旅館協同組合の公式キャラクター「あつお」と共演することを想定し、近しいデザインとなった。本物の芸妓のように「明るく元気な子」という設定だという。

 「峰」は熱海に縁がある3人が10月に設立。同社の山下順弘さんは熱海で育ち、地域貢献できる事業を探っていたところ、新型コロナの影響で集客に苦戦する地元の伝統芸能を目の当たりに。芸妓衆のカレンダーやグッズ製作などのプロモーション企画を同組合に持ち掛けたことがきっかけだったという。山下さんは「芸妓見番での芸妓衆の美しさや伝統文化を、今までに無い形で残して広げたいと思った。組合との話の中で、芸妓衆から『マスコットを作りたい』という話が自然と出てきた」と振り返る。

 今後、愛称が決まり次第、マスコットのグッズ製造を計画しているという。「熱海の芸妓文化を世界へ発信していくきっかけにしたい。芸妓以外にも、まだ知られていない日本の伝統を掘り出して形にしていきたい」と意気込みを見せる。

 愛称の応募は熱海芸妓置屋連合組合のホームページで受け付けている。2021年1月8日まで。採用者には記念品を贈る。

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