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熱海の「アカオ」がホテル事業をファンドに売却 「ニューアカオ」は再開へ

休業中のホテルニューアカオ館

休業中のホテルニューアカオ館

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 熱海の「ACAO SPA & RESORT」(熱海市熱海)が11月21日、保有する土地7%と付帯する建物「旧ホテルニューアカオ」「旧ロイヤルウイング」を米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループ関係会社のShirakamiに売却し、ホテル事業から一時的に撤退すると発表した。運営は、マイステイズ・ホテル・マネジメント(東京都港区)が引き継ぐ。

現在営業中の「HOTEL ACAO」(関連画像2枚)

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 1973(昭和48)年に開業したホテルニューアカオは、施設の老朽化により昨年11月に営業を終了し、HOTEL ACAO(旧ロイヤルウイング)をリニューアルして宿泊事業を継続していた。昨年8月に会長に就任した中野善寿さんは、今年6月に開かれた経営セミナーで「アカオの宿泊事業だけでの立て直しは難しいと感じたが、立地条件にも恵まれ、歴史的にも価値のある広大な土地に魅力を感じた。ACAO FORESTを軸に手を入れることで、再生して価値が高まる」と話し、ACAO FORESTでのリゾート事業や新規事業に意欲を見せていた。

 今後は、2026年をめどに新たなコンセプトのホテル開業を計画しているという。11月4日に開かれた「ATAMI ART GRANT(アタミアートグラント)」のオープニングセレモニーでも新たな展開を見据え、ACAO FOREST周辺の遊休地を活用した「アーティストビレッジ」の構想を示していた。新プロジェクトの詳細については、12月16日にリニューアルするホームページで順次公開していくとしている。

 運営を引き継ぐマイステイズ・ホテル・マネジメントは、日本各地で140棟を超えるホテルを展開する。同社は21日、現在の「HOTEL ACAO」の名称を12月中旬に「ホテルニューアカオ」に変更して運営することを発表した。休館中の「旧ホテルニューアカオ」館も来年夏に営業を再開するとしている。

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