若手アーティストの制作活動の支援を目的にした取り組み「ATAMI ART GRANT(アタミアートグラント)2023」に参加するアーティストの公募が4月3日、始まった。主催は「PROJECT ATAMI実行委員会」(熱海市上多賀)。
東方文化支援財団(東京都品川区)とACAO SPA & RESORT(上多賀)が進める熱海の魅力をアートで再発見する取り組み「PROJECT ATAMI」の一環。2021年から始まり、今回で3回目となる。「巡-Voyage ATAMI」をテーマに、熱海の街で独自の視点で見つけた魅力をアートで表現するアーティスト20組を募集する。
アーティストが熱海に滞在して制作した作品は、観光庭園「ACAO FOREST」など熱海市内の各所に展示し、住民や観光客に鑑賞して楽しんでもらう。参加アーティストの制作費と滞在費は同委員会が支援する。
昨年11月に開いた「ATAMI ART GRANT2022」では、市内の宿泊施設や飲食店、ギャラリーなどが協力して作品を展示。アーティストのライブやパフォーマンス、ワークショップもあり、住民や地元事業者との交流でアートと街との一体感を生んだ。延べ18万人を動員するイベントに成長した。
会期は11月18日~12月17日。選考の審査員は、横浜美術館の襟川文恵さん、アートプロデューサーの来住尚彦さん、建築家の隈研吾さんらが務める。応募は「ATAMI ART GRANT」のホームページで受け付ける。応募締め切りは5月7日。