そばとうどん「けむり」(熱海市中央町)が6月2日、糸川桜橋近くにオープンした。
福島出身の佐藤光さんが店主を務める同店。昨年10月に熱海に移住した佐藤さんは、熱海の繁華街に手軽な食事を提供する店が少ないことから、同店の開業を決めた。「何かの店を自分でやりたいという思いはあったが、飲食業の経験はなかった」と振り返る。飲食業を運営した経験を持つ熱海の親戚の助言やサポートを受け、開業にこぎ着けた。
元はバーの店内にスタンディング式のカウンター席を備える。メニューは、そばとうどん(以上500円)、山菜や生卵などのトッピング(100円)のほか、エビ、キス、ちくわなどの天ぷら(100円)、おにぎりなども提供する。そばとうどんに使うスープは自家製で、地元の乾物店から仕入れたかつお節を店内で煮出す。佐藤さんは「いつか麺も手打ちの自家製にチャレンジしたい」と話す。
オープンして2週間がたち、地元の人の利用や近隣スナックなどへの出前が増えているという。「手応えというほどのものはまだないが、常連客が飲んだ後などに気軽に寄ってくれるように少しずつなってきている」と佐藤さん。「できる限り手頃な価格で提供していきたい。お客さまからの声も参考にしてメニューのレパートリーも増やしていけたら」と話す。
営業時間は11時~翌2時。