社会やスポーツ界で活躍する著名人の特別授業「夢先生」が7月19日、熱海市立桃山小学校で行われた。
同校が進める児童向けのキャリア教育の一環で、200メートル個人メドレーでリオデジャネイロオリンピック、東京オリンピックに出場した元競泳選手・寺村美穂さんを呼んで体験活動と講演会を行った。
寺村さんは、「水に入らない水泳教室で健康なからだをつくろう!」をテーマに、同校体育館に集まった約40人の児童に机を使った泳ぎ方の練習を指導。4種目のうち、バタフライ、クロール、平泳ぎを机にうつ伏せになった状態で泳ぐフォームを伝えた。子どもたちは、「前に進むためには手のひらを後ろに向けることと真っすぐな姿勢が大事」などと身振り手振りで教える寺村さんの話を真剣に聞きながら、楽しそうにテーブルの上で泳いで見せた。
「実際の水中でもこの動きを思い出してほしい。水泳は全身を動かすので体がスッキリするし、動いた後のご飯はとてもおいしい」と寺村さん。授業を受けた3年生の五十嵐春磨さんは「夏休みに友達とプールに行った時は、今日教えてもらったことを生かしたい」と話した。