展示会「クレヨン王国ワールド2023」が現在、旅館「新かどや」(熱海市小嵐町)で開かれている。主催は「クレヨン王国ワールドを広める会」。
福永さん自作の植物標本や植物にまつわる原画を公開(関連画像5枚)
熱海ゆかりのファンタジー童話「クレヨン王国」の原画などを展示。原作者・福永令三さんは熱海で生涯を過ごし、作品には熱海をモチーフにした情景が度々登場する。
3回目となる今回は、福永さんが残した植物の標本や植物にまつわる原画を初公開する。福永さんの長女・桜さんは「まだクレヨン王国を書く前に熱海峠や岩戸山などで採取した植物を標本にして細かく描写している。父は植物を愛しており、この活動が作品の着想につながったのでは」と話す。
12月25日のクリスマスが福永さんの誕生日に当たることから、クリスマスがテーマの作品「クレヨン王国クリスマスファンタジー」詩画集の原画も展示する。
挿絵を担当する画家・三木由紀子さんの原画、クレヨン王国の玩具なども展示。オリジナルグッズの販売も行う。
回を重ねるごとに全国からクレヨン王国ファンが展示会を訪れることに手ごたえを感じているという桜さんは「クレヨン王国をきっかけに初めて熱海へ来るファンもいる。作品ゆかりのスポットも回ってもらい、熱海の自然や文化を感じてほしい」と話す。
開催時間は11時~16時。火曜休催。入場料は100円(未就学児は無料)。20日まで。