熱海特産ダイダイのPRイベントが2月17日、JR熱海駅で行われた。
ダイダイをアピールするJR東海熱海駅の東野健二駅長(関連画像6枚)
「熱海だいだい実行委員会」が主催した同イベント。委員会は、2021年に「熱海料飲連合会」「熱海社交業組合」「静岡県飲食業生活衛生同業組合熱海支部」の3団体が合同で立ち上げた団体で、ダイダイを使った新たな観光コンテンツの開発などに取り組んでいる。
今回のイベントは、JR東海・熱海駅が協力して熱海特産ダイダイの認知度向上を目的に初めて開催。17日と18日の2日間、熱海駅新幹線改札口横にイベントブースを設け、駅利用者にダイダイをアピールする。ダイダイ農家の岡野谷伸一郎さんと駅員が市内の農場で収穫した約600個のダイダイを無料で配布。その場で搾ったダイダイ果汁を炭酸水で割った「あたみスカッシュ」の試飲提供も行った。試飲した旅行者は「ダイダイが熱海の特産ということは初めて知った。ダイダイは広島のイメージがあった。酸っぱいけどさわやかでおいしい」と笑顔で話した。
駅員が手作りしたというダイダイを紹介するパネルも展示してアピールした。JR東海熱海駅の東野健二駅長は「熱海を支える地元の人たちに恩返しできればと、直接ダイダイを熱海への観光客に届けるイベントを企画した。予想以上の反響で、改めてダイダイへの関心の高さを伺えた。今後も産地を活性化するお手伝いを続けたい」と話す。
同委員会の鈴木恵次会長は「多くの人に知ってもらうことで熱海の宝とも言われるダイダイの収穫量を再び日本一にしたい」と力を込める。
2月18日も11時から開催。ダイダイは無くなり次第終了。