社会人サッカークラブ「SS伊豆2nd(セカンド)」が3月10日、東駿河湾リーグ最終節で勝利して1部昇格を決めた。昨年10月、リーグ2位で東海リーグ1部への昇格を決めている同クラブのトップチームと共に「兄弟ダブル昇格」を果たした。
熱海姫の沢スポーツ広場(熱海市伊豆山)をホームグラウンドに活動する同クラブ。ホームタウンは伊豆半島。「セカンド」は、強化が進むトップチームからの受け皿として2020年に発足した。現在、静岡県東部や伊豆地域出身の選手を中心に30人が所属。選手の年齢は20歳~50歳と幅広く、学業や仕事の傍ら週1、2回の練習を続けている。
静岡県東部のサッカークラブ11チームが参戦した東駿河湾リーグ2部での勝敗は8勝1敗1分け。2位以内の成績が確定している。「セカンド」には「SS伊豆」の代表を務める片岡大輔さんも選手登録。仲間と共にボールを追いかけてきた。「トップチームが先に昇格を決め、『セカンド』の選手たちからも『自分たちも』という思いが伝わってきた。選手として自分がどこまでチームの力になれるか分からなかったが、選手としての楽しさも感じながらプレーすることができた」と振り返る。
片岡さんは「次は県リーグに参入できるようにチーム一丸となって戦っていきたい。共に戦えるメンバーも募集している。一緒にサッカーを楽しみながら地域を盛り上げたい」と話す。