ボクシングイベント「FIST(フィスト)スパーリング大会2025」が2月2日、南熱海マリンホール(熱海市下多賀)で開かれた。
約300人が駆けつけた「FISTスパーリング大会2025」(関連画像6枚)
熱海・伊豆山の「ボクシングスクールFIST」が主催した同イベント。5月に10周年を迎えるに当たり、広い会場でボクシングの催しを開こうと企画した。同スクールの多田友樹会長は「南熱海マリンホールでボクシングの大会が開催されるのは、第58回わかふじ国体以来約20年ぶり。自分も高校生の時、この大会に出場していた。ボクシングの面白さを幅広い世代の人に知ってほしいと思った」と話す。
FISTを含め東日本のジムを中心に104人が参加して52試合を実施。小学生から60代までの選手が、部門を分けて1人につき1試合1分30秒2ラウンドを戦った。会場には選手の家族や熱海市民ら約300人が駆けつけ、熱戦に声援を送っていた。
昨年夏にFISTに入会して練習を続けてきた多賀小6年の栗田聖愛さんは、今回がデビュー戦で初勝利を挙げた。栗田さんは「勝てるかどうか心配だったが、負けない気持ちで頑張った。ジムの先輩の中学生からは、顎を引いて自分から前に出ていくようにアドバイスをもらった。将来の夢はプロボクサーになること」と話した。
多田さんは「地元の応援のおかげで開催することができた。大会をきっかけに熱海でのボクシングがさらに盛り上がれば」と話す。