
熱海市が2月26日、市内の2024年年間宿泊客数が入湯税ベースで306万4731人だったと発表した。前年より約24万人増加し、コロナ禍前の2019年に記録した311万人以来5年ぶりに300万人に回復した。
市内の年間宿泊客数は、2015(平成27)年以降300万人台を維持していたが、コロナ禍と伊豆山土石流災害の影響で2021年には153万人と大幅に減少した。その後は徐々に回復。2022年は229万人、2023年は282万人だった。
観光庁の発表によると、国内の2024年延べ宿泊者数は前年比5.5%増の約6.5億人泊。外国人に限ると前年比38.8%増と高い伸びを示す。斉藤栄熱海市長によると、市としても今後、平日のビジネス利用やインバウンド(訪日客)誘致に力を入れていく。4月にスタートする熱海型観光地域づくり法人・DMO「熱海観光局」と連携し、観光活性化に取り組む方針も明らかにしている。