熱海出身のチアリーディング選手4人が3月17日、熱海市役所を訪問し、世界選手権大会や日本選手権大会の出場と優勝を斎藤栄熱海市長に報告した。

メダルを掲げる選手たち（関連画像2枚）

　報告に訪れたのは、小松海亜さん・星良さんと中山桃花さん・菜々花さんの4人。帝京大学チアリーディング部「バッファローズ」に所属する海亜さんは、昨年8月にクロアチア共和国で開かれた世界選手権大会に出場。総合優勝に輝いた。

　大阪の箕面自由学園高校チアリーディング部「ゴールデンベアーズ」に所属する星良さんは、昨年8月に開かれた日本選手権大会・高校部門で優勝を果たした。中山さん姉妹は、小松さん姉妹も所属していたチアリーディングチーム「伊豆の国パワフルキッズ」で活動。同大会で、中学生チームの桃花さんが優勝、小学校高学年チームの菜々花さんは4位となった。

　昨年に続き世界のトップに輝いた海亜さんは「大会前にけがをして不安だったが、チア人生最後の大会で、ノーミスで優勝できてうれしかった」と話す。星良さんは「高校最後の大会で、ゴールデンベアーズにしかできない技をバッチリ決められてうれしかった」と振り返る。桃花さんは「ジャパンカップで目標の日本一を取れてうれしかった」、菜々花さんは「ノーミスで演技できたが、日本一を取れなくて悔しかった」と、それぞれ話した。

　報告を受けた斎藤市長は「優勝や総合優勝のオンパレードで、とてもすごいこと。小中高大学とそれぞれの年代で活躍していて、チアの裾野が広がっている印象を受けた。これからも頑張ってほしい」とエールを送った。

　現役を引退する海亜さんは、4月から熱海市内の事業所で働くという。「チアはやり切ったので、これまで応援してくれた熱海の地域に恩返ししたい。取得したチアの指導者資格も生かしていければ」と話す。