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熱海のジャズ喫茶がスリランカコーヒー 希少な豆を使い数量限定で提供

スリランカコーヒーの提供を始めたジャズ喫茶「cafe Blue moon」の柳下さん

スリランカコーヒーの提供を始めたジャズ喫茶「cafe Blue moon」の柳下さん

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 熱海のジャズ喫茶「cafe Blue moon(ブルームーン)」(熱海市銀座町)が3月15日、スリランカコーヒーの提供を始めた。

「cafe Blue moon」が提供を始めた希少なスリランカコーヒー(関連画像5枚)

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 2023年4月にオープンした同店は、スペシャルティコーヒーや自家製シフォンケーキなどを提供。観光客や地元の常連客が通う同店では、店主の柳下隆さんがセレクトしたジャズを聴きながらコーヒーを楽しむことができる。

 今回、セイロン紅茶の生産で知られるスリランカ産のコーヒー豆を仕入れ、数量限定で提供する。1杯1,000円。柳下さんは「以前からスリランカコーヒーの提供を考えていたが、なかなか仕入れ先を見つけられなかった。知人から販路を紹介してもらい、提供が実現した。仕入れられる量が限られているので、数量限定で提供する」と話す。

 スリランカはかつて世界3位のコーヒー豆生産国だったが、1870年ごろ、さび病の流行などによって衰退した。現在、スリランカ政府がコーヒー豆栽培を増やす政策を打ち出しているが、世界の生産量の0.05%ほどしかなく、希少で高価なコーヒー豆とされている。日本国内での流通量も少なく、熱海市内でスリランカコーヒーを提供する店は、現時点で同店のみだという。

 同店では、客の注文を受けてから柳下さんがサイホンで入れて提供する。「スペシャルティコーヒーの中でも酸味が少なく、フルーティーな味わいが特徴」と柳下さん。「普段飲み慣れているコーヒーの味とは、ちょっと風味が違うのでお客さまによっては驚かれることもある。それでも味が気に入って、次に来店した時に再び注文するお客さまもいる」とも。

 柳下さんは「スペシャルティコーヒーは、都心では知名度が高いが、地方ではまだまだ。これをきっかけにスペシャルティコーヒーのおいしさを広めていけたら」と話す。

 営業時間は13時~18時。

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