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熱海の「REFS」が10周年 地域の食材や生産者の思いを発信

10周年を迎えた「REFS」の店主・小松浩二さん

10周年を迎えた「REFS」の店主・小松浩二さん

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 熱海のカフェ併設の青果店「REFS(レフズ)熱海店」(熱海市咲見町)が3月27日、オープン10周年を迎えた。

伊豆や富士山麓の契約農家から仕入れる野菜を販売する(関連画像5枚)

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 沼津出身の小松浩二さんが店主を務める同店。小松さんは食品メーカーでバイヤーを務めた後、2009(平成21)年に沼津でREFSの1号店を開業。2015(平成27)年には、2号店として熱海店をオープンした。

 熱海店オープンの経緯について、小松さんは「伊豆や富士山麓で取れた野菜や加工品など、地域の希少価値のあるものを販売してきた。当時、熱海にはこだわり食材を買える場所が少ないという声があった。伊豆半島東側の拠点として熱海店を開業することにした」と振り返る。

 オープン当初は野菜や加工品の販売に限っていたが、1年後には店内の一部を改装してカフェスペースを開設。地元の食材や調味料を使った料理の提供も始めた。メニューは、網代港で水揚げされた魚やご飯、おかずなどを一皿に盛った「REFSプレート」(1,480円~)、スープやサラダをセットにした「ホロホロ煮込み和牛カレー」(1,380円)など。

 10年を振り返って、小松さんは「オープン当時は店前の人通りが少なかったが、今では多くの人が行き交うようになり、街の風景が変わった。今では観光客だけでなく、定期的に来店する住民や別荘の人も多い。ビーガンなどの外国人観光客の来店も増えている」と話す。「野菜は直接生産者から仕入れていることもあり、生産者の思いやストーリーも伝えていきたい。伊豆の食材のおいしさや地域の良さを発信できたら」とも。

 4月5日・6日は、10周年記念イベントとして、ワークショップ「伊豆天城のヒノキで作るクッキングスプーン」を行う。開催時間は、10時30分~12時30分、13時30分~15時30分。定員は各回5人。参加費は3,000円。

 営業時間は10時30分~18時(カフェ営業時間は11時30分~14時30分)。月曜・火曜定休。

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