
東海社会人2部リーグのサッカークラブ「SS伊豆」が4月20日、姫の沢スポーツ広場(熱海市伊豆山)で「ラジルFC東三河」とシーズン開幕戦を戦い、0-1で敗れた。
SS伊豆は2016(平成28)年、「伊豆半島から世界へ」を合言葉に設立。伊豆半島全体をホームタウン、姫の沢スポーツ広場をホームグラウンドに活動する。今季は、山根一真新監督と9人の新入団選手を迎え、東海2部リーグで戦う。
SS伊豆代表の片岡大輔さんは試合前、「昨年は苦しいシーズンを過ごした。今シーズンはたくさんの得点と笑顔を生み出せるように思いきり戦いたい。必ず1年で東海1部に戻る」と力を込めて試合に臨んだ。
試合は、SS伊豆が序盤から丁寧なパスワークで主導権を握った。特に注目を集めたのは、新加入の今西悠貴選手。持ち前の鋭いドリブルでサイドを切り裂き、幾度となくチャンスを演出した。しかし、相手の堅守を崩しきれず、スコアレスのまま前半を折り返す。後半に入っても流れは変わらず、杉本マテウス選手や菅裕太選手が積極的にゴールを狙ったが、いずれも枠を捉えることはできなかった。試合終盤、東三河の選手がレッドカードで退場となり、数的優位に立つ展開となったが、わずかな隙を突かれて痛恨の失点。結局、この1点が決勝点となり、SS伊豆は開幕戦を白星で飾ることはできなかった。
試合後、山根監督は「勝利を届けられず応援に駆けつけてくれた人たちに申し訳ない。内容は、これまで練習で取り組んできたことを発揮できていたところもあるので、悲観することなく切り替えて次戦に臨みたい」と意気込む。
次節は4月27日15時から、愛知県みよし市で「Tokai Gakuen Univ.」と戦う。